9ページに、「美しい海を取り戻すために」「西表島クリーンアップ活動報告」とあり、今月1日、登山家の野口健さんと日本アムウェイ株式会社が、西表島の中央部を東西に流れる、ユツン川河口付近の海岸で大規模なクリーンアップ活動を実施した。
同社社員だけでなく、環境問題に関心を持つ日中韓の学生も参加し、現状を目の当たりにした。
野口健さんの思いから、ぜひ清掃を行いたいと考え、政府間での交渉が難しい中、まずは民間レベルで行動しようと考えました。
その時、日中韓参加型の清掃活動を企画できるのは、世界中にネットワークを持つアムウェイだと思い、協力をお願いしたのです。
日本アムウェイは、平成14年からこれまで88回、3万人以上を動員し、社会貢献活動の一環として全国のクリーンアップ活動を続けてきたが、野口さんのこの思いに共鳴。日本アムウェイの社員有志77人に加え、慶応義塾大学、中国の復旦大学、韓国の延世大学の各大学院生ら11人を含む総勢138人が参加し、西表島でのプロジェクトが実現することになった。
こうして回収された1立方メートルの袋に88袋分とドラム缶2つという大量のゴミは、西表島内を陸送した後、石垣島まで船で運び、産業廃棄物として専門業者が処理をした。
西表島の漂着ゴミは家庭ゴミなどと異なり産業廃棄物扱いとなり、島内のリサイクルセンターでは処理できない。
石垣島まで船で運んで処理して、初めて完了となる。この点も配慮し、今回は日本アムウェイが、人的動員だけでなく、最終処分までにかかる費用約230万円も負担した。
今回のプロジェクトの責任者である、日本アムウェイの水本修二副社長は、「1回の活動で終わらせては意味がない。今回の活動をきっかけに、次の年は中国、その次の年は韓国、というように、3カ国の漂着ゴミを毎年清掃していくプロジェクトにして、現実を広く伝えていけたら」と抱負を語る。
写真入りで載っています。
〓美香〓
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