Amika Diary: ミネラル

モモさんのメッセージです。

ビタミンは以前、世界五大ビタミン欠乏症を特集したので今回からミネラルについて学んでみましょう！

東洋の世界には『身土不二』という言葉があります。私たち人は生まれ育った土地とは切っても切り離せない関係にあるという意味ですが、栄養学はそれを如実に物語ります。

人に限らず、動植物は自らの住む土壌にとても強い影響を受けています。

それが吉と出る地方もありますし、凶とでる地方もあります。

こと栄養学の世界において吉凶は激しい差があり、それは土壌の栄養価の違いによるものです。土壌の中でもミネラルの含有率の違いは生活習慣病のみならず、身長や骨格にも多大な影響を与えています。

最も有名なのは、かつて中国黒龍江省克山県で原因不明の心臓病の多発が続いたことがありました。

土壌を調べた結果、克山には『セレン』というミネラルが乏しいことが判明しました。

克山の土壌や水にはセレンが乏しく、さらに克山は自給自足であったために住民の多くがセレン欠乏による心臓病を発症してしまったのです。

セレンはスーパー抗酸化ミネラルといわれ、ビタミンＥを超える抗酸化力をもつミネラルです。セレンで凶と出た克山に対し、吉と出たとはアメリカです。アメリカのノースダコタ州は他の州に比べてガンが少ないことから、土壌を調べた結果、セレンが豊富な土壌であったことがわかっています。

男性はセレンの半分近くを精管に保持しているため、亜鉛同様セレンもまた精液とともに体外へ排泄されてしまいます。日本で草食男子が急増しているのは、魚から肉へ食生活が変化し、カップ麺や加工食品の食べ過ぎにより健全な性生活を支える亜鉛やセレンが不足してしまっていることが背景にあると思います。

いずれも不足は糖尿病やガン、心筋梗塞や脳梗塞を招く栄養素ですので、日頃から必要量をきちんと満たすようにしましょう！

とくに男性はこの２つのミネラルの不足は晩年の失禁症・ＥＤ・薄毛・脱毛といいことなしです。予防が１番ですね!!(^^)

周りの方に教えてあげましょうね。

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