多事多忙

『ディストリビューター達が“目が回るほど忙しい“とか“自分たちは全く運が無い“とかいうときには、私は何時も”スケジュール表を見せて欲しい”と言うことにしています。そうすると、彼らは急に話題を変えてしまいます』と、あるトップクラスのディストリビューターが笑いながら話してくれました。彼は、人間の心の中にある自己欺瞞の壁を見事に打ち砕く方法を知っていたのです。
いつも文句ばかり言っている人たちは、本当に自分は運が悪いと思いこんでいたり、忙しさに実際に気も狂わんばかりなのかもしれません。しかし心の奥底では、自分自身の真実の姿を見つめているはずです。そして、自分が偽りの話をしていることにも気づいているのです。
ビジネスが成長するにつれて忙しくなるのは当然のことです。発注書を作成したり、在庫を管理したり、ミーティングの計画をしたり、ニュースレターを発行したり、帳簿をつけたりと、しなければならないことを数え上げればきりがありません。(今は発注書の作成も、在庫の管理も殆ど必要無くなりましたが。）
しかし、最初に二つのことをしていなければ、このように次々と仕事は生まれてこないのです。その二つのこととは、小売活動とスポンサー活動です。このたった二つのことから、全てのビジネスは始まるのです。しかもこの二つは、ディストリビューターだけに出来ることであり、スケジュール表に必ず書かれていることなのです。そして、小売活動とスポンサー活動をスケジュールに沿って行っていれば、先にあげたいろいろな仕事も順調にこなしていけるものなのです。
私たちはいつも、ニュー・ダイレクト・ディストリビューター達に、『小売活動とスポンサー活動に役立つことだけをしなさい』とアドヴァイスしています。やるべきビジネスが山ほど見つかった時こそ、役立つことだけをするように心がけるべきなのです。たとえ多少の犠牲を払っても、ビジネスの収益に専念するのです。そうすれば、いろいろな仕事の中から何を今しなければいけないかが解ってきます。貴重な時間を、煩雑なことに費やすのではなく、あなたのスケジュール表を最優先して、思う存分ビジネスに使ってください。そうすれば、ゆとりの時間も見つかり、運もきっと開けることでしょう。
本当に、その通りですね。