アーニー (1866〜1936)
20世紀の初め、ニュー・イングランドの精神病院にリトル・アーニーと
呼ばれていた女の子がいました。
彼女は、何にも反応を示さない緊張型分裂症患者でベッドにうずくまり、
一言も話さず、胎児のように丸まったまま動こうとはしませんでした。
職員はあらゆることをして彼女を助けようとしましたが、ついに、回復の
見込み無しとされ、施設の地下にある独房に監禁されてしまったのです。
毎日、掃除婦がアーニーの独房の周辺を掃除しにやってきました。
彼女は神に創られたすべてのものは愛と気配りと優しさが必要であると
信じるクリスチャンでした。彼女は昼の時間をアーニーの部屋の前で
過ごすことに決め、彼女に聖書を読み、神が彼女を救ってくれるように
祈りました。しかし、アーニーには何の反応もありませんでした。
彼女は、また、愛情のしるしとして少しの食物を持っていきましたが、
それも決して受け取られることはありませんでした。
何ヶ月もそんなことが続いたある日のことです。
彼女が回収したお皿の中から一つのチョコレートケーキがなくなってい
ました。そして、その日からだんだんアーニーは自分の殻から抜け出し
始め、その掃除婦と話をするようにまでなったのです。
こうして、アーニーは見放された地下室から連れて出され、もう一度治療
を受けることができるようになりました。二年後、アーニーはまったく
普通の生活が送れるまでに回復をしていました。
しかし、彼女はその病院に残り続けました。その施設に留まり続け、自分が
受けた愛をもって、自分と同じ苦しみの中にいる人々を愛していくことに
したのです。
時を経て、その病院の院長は、目も見えず、耳も聞こえず、口もきけないと
いうまったく見放された子供を世話してくれる人を紹介して欲しいという
依頼を受けました。
院長はこの施設で奇跡的に回復したアーニーを紹介しました。
このアーニーこそ、ヘレン・ケラーを救ったあのアン・サリバンだったのです。
先日のマクニースさんのミーティングで教えていただきました。
〓美香〓
canada louis vuitton outlet review Amika Diary: 奇跡の人
投稿情報: authentic louis vuitton handbags wholesale | 2013-09-09 09:29 午前