ニュートリライト社はサプリメントと土を作っている会社なので、土作りのためのサプリメントも見てきました。土作りには、とても気を使っていて、その土を毎年外部の研究機関に出して調査してもらっているそうです。土に栄養が無かったら、作物に栄養が不足するからです。土に撒くサプリメントにはカキ殻、魚の骨粉、海草の粉(わかめ)、魚の血液(トレースミネラル)などがありますが、これらをただ撒いても直接植物が吸収することはできないわけで、それらのサプリメントを土の中のミミズが食べて、分解、排泄したものを地下水が溶かし、それを植物が吸い上げると言う、本当に気の遠くなるような方法を取っているのだそうです。
農場内には盛り土をしているかに見えるところがあり、そこは堆肥を作っている所なのですが、農作物から栄養分と水分を除いた後の作物は殆ど繊維だけが残るのですが、砂地の畑にとって、大切なその繊維は水を捕まえて離さない性質があるので、それを利用して堆肥作り(コンポスト)をしているのです。堆肥にはバクテリアが湧き、そのバクテリアは栄養素の分解を早める役があるのだそうです。
この堆肥は植物性の土なのですが、バクテリアと水によって出来た堆肥は栄養と保湿性に富んでいます。残ったものは堆肥茶のように水に出し、畑に撒くことになりますが、このようにすると体積は増えず栄養価の高い水になるというわけです。
つづく
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