「一度でいいから、どのぐらいの子供たちに、お前の気持ちが伝わ
るかは分からないけど、話してほしい」と強く言われたので、
真冬の物凄く寒いその小学校の体育館だったのですが、
7歳から12歳までの子どもたちに、僕なりの言葉で
生きることの素晴らしさだったり、周囲の人に助けられて
生きているということ、君たちが生まれた時はお父さんと
お母さんが、心から喜んでくれたんだよ、今でも君たちが
そうやって元気に育ってくれていることは皆の喜びなんだ
ということをお伝えしました。
伝え終えて一つ驚いたのは、7歳の1年生の子供たちが、1時間
以上も僕の話を真剣に聞いてくれたのです。
普通ではなかなか難しいですね。でも話を聞いてくれたみんなの
顔を見ていた時に、今の時代の子供達は変わったとよく言われます
が、本当はそんなことなくて、感じる力だったり、学ぶ力や受け取る
力は、昔と何一つ変わっていない。
ただ周囲から入って来る情報の9割はマイナスのことばかりです
から、そっちの方が問題ではないのかと強く感じました。
だから情報を伝える大人が、子供に夢を与えられて、大人になる
ことや生きるっていうのは楽しいよ、というのを見せて
「早く大人になりたいなぁ」って言ってもらえるような子供に
なってほしいという願いがあります。そして学校の先生がそれを
もっと子供たちに伝えていけたら、やっぱり一番いいだろうなぁっ
ていうことを痛感しています。
つづく
大人の責任ですね。
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