それをやり続けてから、医学的には首の神経が全部は切れなかった
というだけのことになってしまうのですけど、事故当時、一時的に
大きなショックで首から下が麻痺した状態だったのが、それから
徐々に手の指が動き出したのです。
そして、動き出してからまず最初にどうしてもやりたかったことが、
こうやって手を合わせることだったのですね。でも、その次にした
ことは自分の中でもかなりショックなことでした。
看護師さんが「手が動くようになってきましたね。よかった!
じゃこれを練習してみましょう!」と言ってカテーテルって分かり
ますか? ストローのものすごく細くて柔らかいものです。
それを僕に渡すんです。
「はい腰塚さん、これでお小水を自分で出す練習をしましょう!」と
言いました。
当たり前のことが、考えなくても出来る。
これすら感謝なのですね。
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